微信でのやり取りは危険か
チャット記録が「証拠」になる仕組み
1688やアリババのチャット記録は、トラブル時のプラットフォーム仲裁でそのまま証拠になります。逆に、微信(WeChat)に移した口約束は「存在しない」扱いです。工場から「微信でやり取りしよう」と誘われたときの正しい対応を解説します。
プラットフォーム仲裁の仕組み
取引で揉めたとき(未発送・別物が届いた・数量不足など)、平台に仲裁を申し立てると、判断材料になるのはプラットフォーム内チャットでの合意記録です。仕様・数量・納期・不良時の対応がチャットに残っていれば、話は早い。残っていなければ、どれだけ正しくても立証できません。だから重要な合意ほど、面倒でも平台のチャットに戻して残すのです。
微信は「使うな」ではなく「使い分けろ」
微信自体は悪ではありません。関係構築には最高のツールです。担当者の朋友圈(モーメンツ)には生産風景や出荷風景が日常的に流れ、実在確認と稼働状況の情報源になります。ビデオ通話での簡易工場監査にも使えます。ダメなのは、金額・仕様・納期の「合意」を微信の流れの中に置き去りにすることです。雑談は微信、合意は平台——この一行を守るだけです。
プラットフォーム外取引の誘いは断る
「平台(プラットフォーム)の手数料がもったいないから、直接振り込んで」という誘いは、価格が魅力的でも断ってください。平台の買い手保護(未発送時の返金等)が一切効かなくなり、送金先が会社口座でなく個人口座なら、リスクはさらに跳ね上がります。連休前の「先に入金だけ」も同様に警戒——毎年、連休明けに音信不通になる事故が起きています。
トラブルになったときの正しい送り方
感情の長文ではなく「写真+注文番号+不良数」の3点セットで送ってください。中国の工場は事実のセットには即動き、感情の文章には黙ります。事前に不良の定義を写真で合意してあれば([サンプル詐欺の記事](内部リンク)参照)、この3点だけで解決まで走れます。
よくある質問(FAQ)
Q. すでに微信で合意してしまった内容はどうすれば? A. 平台チャットで「微信で合意した以下の内容を確認します」と要点を再送し、相手に「はい」と返させてください。これで記録が復活します。
Q. 2026年の星級制度でアフター対応は変わりましたか? A. 変わりました。返金申請の放置や不当な拒否がセラーの星級減点になる一方、事前協議した交換・補発は減点対象外です。つまり不良時は、まず温和に「交換か補発で」と持ちかけるのが最速で通ります。
まとめ
雑談と関係構築は微信、合意と記録は平台。この使い分けだけで、泣き寝入りの大半は構造的に消せます。
※本記事は2026年7月時点の情報に基づく一般的な情報提供です。制度・料金・仕様は変更される可能性があります。法務・税務の個別判断は専門家にご確認ください。
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