OEM(自社ブランドの商品づくり)で工場から言われる「最低ロット(MOQ)」は、決まった数字ではなく、交渉できる数字です。ただし、値切っても下がりません。下がるのは、MOQを決めている「部品」と「条件」を変えたときです。この記事では、義烏でOEMの相談を受けている立場から、MOQを下げる聞き方と3つのカードをまとめます。
「1個から」と「OEMのMOQ」は別物
1688で「1個から買える」と書いてある商品でも、ロゴを入れたい、色を変えたいと相談した途端に「3,000個から」と言われることがあります。1個から買えるのは、すでに作ってある在庫(現物)の話だからです。OEMは新しく作る話なので、材料や工程の都合で、まとまった数が必要になります。
OEMのMOQや型の費用は、1688の商品ページのどこにも書かれていません。聞くしかない数字です。
MOQは「いちばんきつい部品」で決まる
「最低ロットは何個ですか」とだけ聞くと、いちばん条件のきつい部品の数字が返ってきます。たとえば本体は500個から作れても、オリジナルの色に染める生地が大きな単位でしか作れなければ、MOQはその生地に合わせた数になります。
そこで聞くのは、次の2つです。中国語のまま工場に送れます。
「这个起订量是由哪个部件决定的?」(この最低ロットは、どの部品で決まっていますか)
「如果这个部件用现成的规格,最少可以做多少?」(その部品を既製の規格にしたら、最少で何個から作れますか)
どの部品がMOQを決めているかが分かれば、その部品だけ既製品に変える、という手が打てます。値切りでは動かない数字が、条件を変えると動きます。
MOQを下げる3つのカード
1枚目は、パッケージを既製品にすること。オリジナルの印刷箱は、箱の工場の最低ロットが壁になりがちです。箱は既製品にして、シールや下げ札でブランドを出す形にすると、MOQが下がることがあります。
2枚目は、色を減らす・既製の色を使うこと。色ごとに材料をそろえる必要があるので、色数が多いほどMOQは上がります。最初は売れ筋の1〜2色に絞り、オリジナルの色は、売れてから考えます。
3枚目は、納期に余裕を持たせること。工場の生産ラインが空いている時期に入れてもらえるなら、少ない数でも受けてくれることがあります。急ぎの注文ほど、条件は厳しくなります。
ロゴは「どこに入れるか」で費用が大きく変わる
「ロゴを入れたい」には、外箱に印刷する、下げ札を付ける、製品に印刷や刻印をする、成形で浮き出させる、といった入れ方があります。どれを選ぶかで、MOQも費用も大きく変わります。特に、成形で浮き出させる場合は金型が必要になり、既存の型を少し直す「改模」と、新しく型を作る「开模」とでは、費用も日数も大きく違います。
見積をもらう前に、ロゴの入れ方を決めておくと、見積の取り直しが減ります。工場に参考の画像を送るときは、「示意图,不是图纸」(参考の画像で、図面ではありません)と添えておくと、勝手に金型を作る前提で話が進むのを防げます。
少ない数なら、まず「作らない道」を
初回が数百個なら、OEMで新しく作るより、1688にすでにある現物の中から近い物を探すほうが早く、安く済むことがよくあります。ロゴは下げ札やパッケージで付け、売れると分かってから、本格的なOEMに進む。この順番なら、在庫を抱えるリスクを小さくできます。
タオタロウのOEM
タオタロウは、義烏にOEMの部署と自社の倉庫・検品チームを置く中国輸入代行です。MOQを決めている部品の確認、既製品への置き換えの相談、サンプルづくり、量産品の検品まで、中国のスタッフが工場とやり取りします。東京の事務所のスタッフも、日本側の窓口として対応に入ります。
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OEMの最低ロットや見積の取り方、少ない数からの始め方をご相談いただけます。当社は義烏に自社の倉庫と検品チームを置き、料金は項目ごとに公開しています。
LINEで無料相談(@taotaro)※本記事は2026年10月5日時点の一般的な情報です。最低ロットや費用は、商品と工場によって異なります。
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