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中国輸入代行とは?タオバオ・1688・アリババの違いと、代行に任せること・自分でやること

タオタロウ 現地レポート|役立つ情報
更新日:2026年10月1日|執筆:和田太郎(タオタロウ代表)
基礎
解説

中国輸入代行とは、タオバオや1688など中国の通販・卸サイトの商品を、日本の事業者に代わって買い付け、日本まで届けるサービスです。中国のサイトは中国語でのやり取りや中国の決済、中国国内の住所が前提になっていることが多く、日本からそのまま仕入れるのは簡単ではありません。

「代行は本当に必要なのか」「タオバオと1688は何が違うのか」「結局いくらかかるのか」。これから中国輸入を始める方から、いちばん多くいただく質問です。義烏で代行と検品を続けてきた立場から、基本を順に整理します。

代行業者は、何を代わりにやってくれるのか

代行業者の仕事は「買う」だけではありません。注文してから日本に届くまでの工程を、次のように引き受けます。

工程 代行業者がやること
買い付けと支払い 中国のサイトで注文し、中国の決済で支払う。必要に応じて売り手と数量や価格をやり取りする
中国国内での受け取り 売り手から中国国内の倉庫へ送られた商品を受け取る
検品 数量・色・サイズ・傷や汚れなどを確かめ、不良があれば売り手とやり取りする
梱包・ラベル まとめて梱包し直す。Amazonへ直接送る場合は商品ラベルの貼り付けなども行う
国際発送 航空便・船便などで日本へ送る
書類 輸出入に必要な書類をそろえる

この中で、業者ごとの差がいちばん大きく出るのが検品です。中国にあるうちに不良を見つければ、売り手に交換や返金を求められます。日本に届いてから気づいた不良は、多くの場合そのまま損になります。

タオバオ・天猫・1688・アリババの違い

中国から仕入れるときに名前が出てくるサイトは、主に次の5つです。同じアリババグループでも、向いている使い方と、事業の仕入れに使えるかどうかがはっきり違います。

サイト どんなサイトか 向いている使い方
タオバオ(淘宝) 個人から企業までが出店する、中国の一般向け通販 少ない数でのテスト仕入れ、品ぞろえを広く見る
天猫(Tモール) タオバオ系の、ブランドの公式店が集まる通販 正規品を確かめて買いたいとき
1688 中国国内の事業者向けの卸サイト。工場や問屋が多い まとまった数の仕入れ、卸値での購入、OEM(自社ブランド品)の工場探し
アリババ(Alibaba.com) 海外の買い手向けの卸サイト。英語で取引でき、売り手が輸出者として海外へ発送する 日本向けの運賃や商品価格は高めのことが多い。当社の代理購入では直接買えない(下記)
アリエクスプレス(AliExpress) 海外の個人向けの通販 個人輸入の扱いになるため、仕入れて販売することはできない(下記)

アリババ(Alibaba.com)は、売り手が輸出者となって海外へ送る仕組みのサイトです。輸出者の名義などの関係で、当社の代理購入でAlibaba.comから直接買うことはできません。それでもAlibaba.comで見つけた売り手と取引したい場合は、ご相談ください。売り手の会社名・連絡先・商品ページをまとめてお送りいただけると、スムーズに進められます。

アリエクスプレスで買った商品は、個人輸入として日本に届きます。個人で使うことを前提とした扱いのため、仕入れて販売することはできません。アリエクスプレスで見つけた商品を事業として仕入れたい場合は、当社に別の仕入れ方があります。こちらもご相談ください。

事業として仕入れるなら、本命は1688です。工場や問屋から直接、卸の価格で買えるからです。一方で1688は中国国内での取引が前提で、日本への発送や日本語でのやり取りには対応していない売り手がほとんどです。ここで代行業者が必要になります。

代行は本当に必要か

個人の買い物で数点だけ欲しいなら、タオバオの日本向けの配送で足りることもあります。ただ、事業として仕入れるなら、代行を使う理由がはっきりあります。

1つ目は、1688の卸値で買えることです。同じ商品でも、一般向けの通販より卸サイトのほうが安いことが多く、仕入れの数が増えるほど差が開きます。

2つ目は、まとめて検品してから送れることです。複数の売り手から買った商品を中国の倉庫に集め、検品してからまとめて送ります。売り手ごとに日本へ送るより送料を抑えやすく、不良も中国にあるうちに止められます。

3つ目は、不良を売り手に戻せることです。売り手とのやり取りが中国語でできるので、交換や返金の交渉が現実的になります。

代行に頼むと、何にお金がかかるか

代行を使ったときの費用は、次の合計になります。「代行手数料」だけで比べると、あとで思ったより高かった、ということが起こります。

費用 中身
商品代 中国のサイトでの購入価格
代行手数料 買い付けや支払いの手数料。業者によって、商品代の何%か・月額制などの違いがある
中国国内の送料 売り手から代行業者の倉庫までの送料
検品・梱包などのオプション 詳しい検品、ラベル貼り、袋入れ、梱包のし直しなど
国際送料 中国から日本までの送料。重さと箱の大きさで決まる
関税・輸入消費税 日本に輸入するときにかかる税金。品目によって税率が違う

代行業者に対してよく聞く不満の1つが「送料が商品代より高くなった」です。国際送料は重さだけでなく箱の大きさでも決まるため、軽くてかさばる商品ほど高くつきます。仕入れる前に、箱に何個入るかまで見ておくと防げます。

もう1つ、見落とされがちなのが不良の分です。当社では、仕入れの実際のコストを次の式で考えています。

実際のコスト = 仕入れ値 ÷(1 − 不良率)+ 検品の費用

たとえば100円で仕入れた商品の1割が不良なら、売れる商品1個あたりの仕入れ値は約111円です。表示の価格が安くても、不良が多ければ実際には高くつきます。

代行に任せること、自分で決めること

代行業者に任せられる範囲は広いですが、すべてではありません。

自分で決めること 代行業者に任せられること
何を、いくつ、いくらで売るか 売り手探し・買い付け・数量や価格のやり取り
日本で売ってよい商品か(PSE・食品衛生法・商標など)の最終判断 規制にかかりそうかの事前の確認、売り手からの書類の取り寄せ
検品の基準(何を不良とするか) 基準に沿った検品、不良品の交換・返金の交渉
販売とお客様対応 梱包・ラベル・日本への発送・書類

特に、日本で売ってよい商品かどうかは、輸入した事業者が責任を負います。分からないときは、発注の前に代行業者へ相談しておくのが安全です。

代行業者を選ぶとき、最初に見る3つ

代行業者への不満としてよく聞くのは、「表示と実際の費用が違った」「不良品が届いて泣き寝入りした」「連絡がつかなかった」の3つです。選ぶときは、この裏返しを確かめます。

費用が項目ごとに分かれて公開されているか。代行手数料だけでなく、国内送料・オプション・国際送料まで事前に分かるかどうかです。

検品を、どこで、誰が、どこまでやるか。中国の倉庫で自社の人が見るのか、数量だけ見るのか、全部開けて見るのかで、届く物の安心感が変わります。

不良や遅れのとき、誰が、どう連絡してくるか。窓口がはっきりしていて、日本語で状況を説明してくれるかどうかです。

選び方は、次の記事でさらに詳しく書きます。

ご相談はこちら

中国輸入を始めたい、今の代行業者に不安がある、という段階からご相談いただけます。当社は義烏に自社の倉庫と検品チームを置き、1688・タオバオの買い付けから検品、OEM、Amazon FBAへの直送、日本への発送まで行っています。通関士資格を持つ日本人駐在員が常駐しています。

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※本記事は2026年10月1日時点の一般的な情報です。料金・税率・各サイトの仕様は変わることがあります。
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